日本両棲類研究所は1970年に設立された、私設研究所です。奥鬼怒スパー林道の建設反対や尾瀬のダム化に反対して設立された日本で初の自然保護団体「日光の自然を守る会」発祥の地で、現在も自然保護活動、環境アセスメントなどを行い、さらに両生類の再生の研究から、世界で初めてヒトの体性幹細胞を発見し角膜移植に応用しました。千葉県市川市に「角膜センター」を設立、8000人を超える角膜移植を行い、2003年にノーベル化学賞を受賞した「アクアポリン」の研究にも関わり、世界各国の法整備や移植医療、再生医療に貢献しています。
ご予約について
修学旅行、林間学校での来館は、お電話、ファックスで直接、ご連絡ください。
電話 0288-25-6000 ファックス 0288-25-7010
団体料金
一般団体料金(30名以上)
区分 | 大人 | 中人 (中学生〜高校生) | 小人 (4才〜小学6年生) |
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料金(税込) | 800円 | 640円 | 400円 |
体験内容
修学旅行や林間学校でご訪問される皆様には、30分ほどでレクチャーと体験学習、動物への触れ合いなどができます。
レクチャー内容
両生類と爬虫類
両生類とは、どのような生き物かの解説を行い、特に爬虫類との違いなどを学びます。特にイモリとヤモリの違いなど種の違いを学びます。
自然保護と環境保全活動

砂防ダムの設置で埋もれてしまうクロサンショウウオの産卵池に、世界で初めて設置されたサンショウウオのビオトープや、華厳の滝に産卵に向かうハコネサンショウウオがいろは坂で車に轢かれてしまうことから守ための、サンショウウオ横断トンネルなどの自然保護活動と環境保全活動について解説致します。
再生医療
当研究所で両生類のイモリなどの再生能力の研究の成果から、世界で初めてヒトの体にある再生の元となる細胞(幹細胞)を発見しました。その技術をどのように発見し、そして現在、脳性小児麻痺人間の治療や角膜移植に活かしているのかを説明します。新しい発見をするための考え方や、アプローチ方法などを紹介して子供さん達に「サイエンス」の楽しさをお伝えできるよう努めております。
将来のノーベル賞級の研究者が生まれるようインスパイヤする講義を行います。
ツアー構成
ご入場後、集合して頂き10分程度のレクチャーを行います。
その後、解散して展示をご覧頂きます。日本各地の小型サンショウウオ、特別天然記念物のオオサンショウウオの観察や、世界中のサンショウウオ、ウーパールーパーなどもご覧頂けます。
また、飼育員の指導の下、ボールパイソン(ニシキヘビ)の触れ合いもできます。記念撮影のお手伝いもさせて頂いておりますのでお気軽にお声掛けください。