所長挨拶
当研究所は、初代所長である篠崎尚次博士が、東京慈恵会医科大学で血管生理学の研究に日光のハコネサンショウウオの幼生を使用するため、奥日光に採集に来ていたことから歴史が始まります。第二次世界大戦中に、東京立川にある陸軍航空医学研究所でハコネサンショウウオの幼生の外えらの観察により気圧の変化による血流や酸素飽和度の研究を行っていました。終戦を迎え当時、無医村であった中禅寺の町から診療を依頼され、時を同じくして尾瀬沼の水力発電のためのダム化や奥鬼怒スーパー林道計画が…
所長挨拶自然と共生する両棲類保護と再生研究の最前線
50 年後、子供や孫たちにもこれらの生物と地球上で一緒に生活してもらいたいと思いませんか?
現在、世界の1/3以上の両生類は絶滅危惧種に指定されています。今、地球温暖化による急激な環境変化が、さらにその速度を加速させています。日本両棲類研究所は、自然保護運動発祥の地として、自然保護、環境保全を推進し、発生学、再生学の研究で人工繁殖、人工孵化により種の保存を行っています。そして環境アセスメントを通じて、これらの生物が生き延びられる環境を提供する事業を行っています。日本両棲類研究所では、所長・篠崎尚史が世界で初めてヒト体性幹細胞(ステムセル)を発見した実…
長年にわたる科学的探究と両棲類の生態に触れる展示
日本各地に生息する多様な両生類の生態と、彼らのもつ驚くべき再生能力に迫ります。
奥日光への修学旅行や林間学校の学校には、日本の自然保護発祥の地として自然の大切さや環境の多様性についてサンショウウオの保護の話や、実際の生き物との触れ合いを通じて、命の重さ、自然の大切さを実感して頂ける解説を行っています。長年にわたる研究の成果や、自然保護の取り組みも紹介しており、特に当研究所で関わったノーベル賞受賞の研究へのきっかけなどをお話しし、イノベーションマインドを身に付けて頂ける構成となっております。サンショウウオやカエルなどの展示は、実際に子息し…
研究所発!両棲類をもっと身近に感じるオリジナルグッズ
両棲類好きの方へのプレゼントや、自分へのご褒美にぴったりのアイテムが揃います。アカハライモリやオオサンショウウオをモチーフにした可愛いぬいぐるみから、日常で使えるマグカップまで、多彩なラインナップをご用意しています。
お家でも両生類の世界を楽しめるグッズを、ぜひご覧ください!